2004年06月21日 Mon 13:12

WEB SITEの(ごく一部の)これから(の勝手な憶測)

これまでに、様々なWEB SITE(以下サイト)が色々出てきた。
その中でも多いと思うのが、日記系と呼ばれる、
個人の日常で起きたことを書き連ねるものや、各種情報系のサイトである。

いわゆる日記系サイトは、サイト運営者の個人の情報や考えであるため
他は真似しにくいと言う特徴をもつし(個人の経験だから当たり前なのだが、書き方など)、
それらを真似をしたところで、
オリジナルに勝るものが出来るか疑問であると私は考える。

もちろん、特徴のあるサイトの真似をしていくうちに、
オリジナリティあふれるものになる場合もあると思うが。

各種情報系サイトの中には、
大手メディアが様々な理由で書けない情報等を個人で見つけ出したり、
拾い集めるなどして、それらをネットに上げ、提供していくてというタイプのものである。

比較的多いと思うのは、新製品の情報や、珍しい製品やサービスの情報、
ゲームの攻略系のサイト、ローカルな情報だが面白いもの
マニアックな情報、気にはなるが、それらがあまり広く知られていない情報など、
大手メディアがその時点で、まだ取り上げていない情報を
いち早く提供するサイトなどだと私は定義している。

その中で、ニュース系と呼ばれる、ネット上や様々なメディアから情報を収集し、
それらをまとめて、ユーザに提供するサイトもある。

そして今後一番変化が求められるのが、このニュース系サイトではないかと私は考える。

その理由として、RSSでの情報配信と、Blogの特徴である、
Bookmarklet(MovableTypeで言うところのMt It!、もしくはQuickPost)や、
Weblogサービス(BlogPeopleMyblogなど)で利用可能な
情報のクリッピングサービスがあると思う。

情報のクリッピング機能を使えば、気になったWeb上のニュースや記事を
簡単に自分の(個人サイト=)Blogなどから情報を発信することが可能になるし、
それらを収集しておいて、まとまった時点で記事にすることが可能である。

Blogの特徴として、情報の発信がこれまでのサイトと違い、
テキストを(HTMLに変換するなどの手間を省き)、
すぐに記事を作成できるという点があるからである。

しかし、これには、定期的にそれらニュースソースになるサイト等を
定期的に巡回したり、各種メディアをくまなくチェックする必要があるが、
サイトの定期的巡回に関して大きな役割を果たすのが、RSSによる情報配信だと思う。

最近では、大手企業や、各種情報を提供してきた大手サイトが、
これまではHTMLで情報を提供していたため、即時性という点で、
複数の情報を一箇所に集中して閲覧することが比較的不便で、
ニュース系サイトを見なければ、それら個々の情報を得ようと思えば、
それぞれのサイトを定期的に巡回しなければならなかった。

いつ更新される(された)かが、分かりづらく、
されらのサイトを、定期的に巡回するのは不便であり、
それらにそれほど時間を費やすより、それらの情報を短時間で収集するには
ニュース系サイトを利用するのが最も効率が良かったからである。

では、何故このRSS配信がニュース系サイトに影響を及ぼすかというと、
RSS形式で配信される情報はRSSリーダーと呼ばれるアプリケーションに、
配信されるRSSのURLを登録しておけば、自動的に巡回してくれ、
常に最新の情報を手に入れることが、比較的楽になるからである。

また、このRSSリーダーは、Operaの様にブラウザに
RSSリーダ機能を備えたも出てきたので、
いずれは、IE等の他のブラウザにもRSSリーダー(のような機能)が
標準搭載される可能性は高いと思う。

まだ、RSSでニュースやプレスリリースなどを配信する企業は
それほど多くはないが、今後増えてくる可能性は高いと思う。
企業も情報の即時性は認識していて、当然のことだから。

また、企業等がRSS配信してないがHTMLで発信された情報を、
個人がRSS形式に変換にして、
自由(一部規定があるところもある)に利用できるようにしているサイトも増えてきている。

これらのことを考えると、じゃあ、RSSで配信された情報を見れば
ニュース系サイトは不要になるかというと、決してそうではないと私は考える。

その理由として、配信される情報は非常に多く、
その中から、それぞれのサイトの特色を持つ情報や、
そのサイトの運営者が興味を持つニュースなどや、
閲覧者が漫然と見ていると、見逃しがちな情報(もちろんこれには個人差があると思うが)
をうまくピックアップするサイトも多いからである。

人気のあるニュース系サイトは、独自の視点から情報を収集し、
それらニュースなどに対しオリジナリティのあるコメント
(借り物の言葉でなく、その人独自の考え方など)や、
そこから、関連している情報やリンクを提供している場合が多く、
また、RSS配信されていない、独自の情報をピックアップする等、
それぞれのニュース系サイトの特色を持っている場合が多い。

これらのことを考えると、これからのニュース系個人サイトは、
独自の視点からの情報のピックアップや運営者独自の意見やものの見方考え方、分析力、
文章力などのメディアリテラシー、そしてそれら情報に対する、運営者の知識や
そこから派生する、関連するであろうサイトの情報を持つことが、
人気を保つポイントになるのではないかと思う。

結局は、人気サイトはオリジナリティがあり、(それなり、もしくはかなりの)知識や、
独自の情報を持っていると言うことになるのではないだろうか。

ただ、漫然と集められた情報などを垂れ流すだけのモノは、
これからは不要とされるようになり、独自性を持ち、閲覧者に興味を持たせる、
コンテンツやメディアリテラシーが重要と言うことなのかもしれない。

それには、上記で述べたこと(独自性など)が重要になってくるのと思う。

まぁ、これは、どのメディア(サイト)でも変わらないのかもしれない。

あと、個人的に気になるニュースを、Web上から、
なくなる前にアーカイブ化しておく場合もあるだろうし。

RSSとは

共通の書式でドキュメントの見出し、要約などのリストを提供する、
メタデータ/RDFの応用として利用されているXMLフォーマットの代表的形式の一つである、
RDF Site Summaryの略。

RDFはResource Description Framework の頭文字をとったもの。

RDFは、主語(リソース)と述語(プロパティ)、そしてその目的語
(オブジェクト:プロパティの値)の三者関係によって、
関係の連鎖を辿ることができるようなデータモデルを記述する。


RSSを配信しているサイト(一部)

rss-jp.ne t http://rss-jp.net/
Bulknews http://bulknews.net/
MyRSS  http://myrss.jp/
読兎 http://www.yomiusa.com/
Bulkfeeds http://bulkfeeds.net/
CNET Japan http://japan.cnet.com/
アサヒ・コム http://www.asahi.com/
@IT - アットマーク・アイティ http://www.atmarkit.co.jp/index.html
nikkeibp.jp http://www.nikkeibp.jp/
All About Japan http://allabout.co.jp/

Posted by tugaa | Comments (0) | Category( Web )
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