2005年07月01日 Fri 22:10

『影牢II-Dark illusion-』ファーストインプレッション

昨日は宣言通りというか、予定通りというか、『影牢II-Dark illusion-』をやってました。
とりあえず、エンディングを一つ見ただけでの感想ですが、やはり面白い、罠サイコー。
これぞ、元祖『罠ゲー』って感じです(そんなジャンルがあるかどうかは知りません)。

ストーリーは相変わらずのダークファンタジーで、
一つ目のエンディングも、やはりというか、ダークな感じのエンディングでした。
エンディングも複数用意されているようですが、どれもハッピーエンドにはならないかも…。

このゲームの大まかなシステムとしては、
基本的に一対二、もしくは一対一での戦いとなりますが、
自分のキャラは相手に対し、直接攻撃することが出来ないため、
床、壁、天井の三箇所に、罠を仕掛けてそこに誘導し、罠を起動させ、
自分で仕掛けた罠や、各部屋に最初から用意されている仕掛けを利用し、
敵にダメージを与えるというシステムのゲームです。

この罠を上手くしかけ、連続でダメージを与えることがこのゲームの肝ですが、
最初は手持ちの罠(へんな言い方)も少なく、
ダメージの量も少なく、なかなか上手く連続で決めれなかったりしますが、
敵の体力も序盤は少なめなので、練習用(チュートリアル)みたいな感じです。

敵から攻撃を受けるとダメージを受けたり、
また、自分で仕掛けた罠や、各部屋の罠に自分がハマってしまったりしても
ダメージを受け体力が無くなりゲームオーバーになるので、
敵を上手く誘導しつつ、敵と罠(の有効範囲から)逃げつつ、
罠を仕込み、作動させる必要があります。

ストーリーが進むにつれ、段々と敵も強くなったり、
徐々に大ダメージを与える事のできる罠や、ダメージは少ないけれども、
複雑なコンボ(連続して罠にハメる)を作るための罠を入手(作成)できるようになります。

また、敵も直接攻撃タイプ(剣とか)と間接攻撃タイプ(弓とか)と2種類いますが、
直接攻撃タイプは、誘導しやすい代わりに体力や耐久力が高かったり、
間接攻撃タイプは、離れて攻撃してくるため、罠にハメ難い代わりに、
体力や防御力が低いといった感じで、敵の癖や特性が分かりやすく設定されています。

また、一度クリアした後も、
クリアした時点で所有している罠(+α)を引き継いでプレイできるので、
後で述べる「ダークイリュージョン」等大掛かりな罠を作成しやすくなる点や、
マルチエンディングなので、複数回プレイするには、いい感じです。

今作の特徴としては、PS2でのリリースということもあり、
グラフィックやフルボイスでのイベント(ストーリーの進行)等の正統な進化と、
「ダークイリュージョン」と呼ぶ、よりいっそう派手な演出のトラップなどが上げられます。

「ダークイリュージョン」はコレまであった、
各部屋の罠の大掛かりなバージョンみたいなモノですが、
コレが決まると、大ダメージを与えられ、絵的にもよりいっそう痛そうです。
ただ、発動条件が分かりにくかったり、難しかったりしますが…。
もちろん、自分がコレに嵌ったりもします…。

全体を通して、短いストーリー(章)で構成された展開が続き、
途中、選択によってストーリが変わったり、
章毎に別視点から見たストーリー(サイドストーリー)があったりと、
ボリューム的にもかなりやり込めると思います。
(セーブは各章ごとに可能)。

難点を挙げるとすれば、視点変更がしにくい事があります。
敵の位置の確認や、起動させた罠の状態が確認しにくかったりします。
右スティックで視点を移動できるのですが、思った通りに視点が変更できなかったり、
罠を起動させるボタンも右側なので、これが最大の欠点かもしれません。
L,Rキーでの視点変更が出来れば、良かったのですが…。
この視点の悪さは、間接攻撃タイプの敵のとき、厄介だったりします…。

あとは、ゲームオーバーになった時、毎回読み込みが発生するのが
ちょっと気になったりしますが、どこからやり直すか選択
(その章の最初からか、ゲームオーバーになったところか)できたりするので、
それ程長くもないので、問題ないかと(人によると思いますが)。

このシリーズ(といっても各作品関連性は、ほぼ無し)は、
'98年発売のPS版『影牢~刻命館 真章~』と'99年発売のPS版『蒼馬灯』をやりましたが、
実に6年ぶりの新作で、また、初のPS2でのリリースですので、
あまり複雑になりすぎず、コレまでのシリーズ作品を
遊んだことがあってもなくても、十分楽しめると思います。
逆に遊んだ事が無い方が(最初は戸惑うかもしれませんが)新鮮かも知れません。

このゲーム(PS版)の開発チームProjectZero)がPS2の『零シリーズ』を作ったとか。
ということで'7月28日発売予定のPS2の『零~刺青の聲~』も期待してたりします。
今作(『影牢II Dark illusion』)に、どの程度この開発チームが参加してるかは、不明ですが…。

ただ、罠を使うという事ですので、見た目にも残酷なシーンが多いので、
そういうのが苦手な人や、冗談の通じない人にはオススメしにくいかも…。

影牢II-Dark illusion-公式サイトにムービー(Windows Media Player形式)があるので、
それを参考にするのもいいかもしれません。

私個人的には、止め時を見つけるのが難しかった位、面白かったゲームです。
おかげで寝不足になりました…OTZ

Amazonアソシエイト 影牢II-Dark illusion-影牢II Dark illusion

テクモ
価格:¥6,069(税込)

Amazonアソシエイト

テクモ http://www.tecmo.co.jp/main.htm
影牢II-Dark illusion-公式サイト http://www.tecmo.co.jp/product/kagero2/index.htm

Posted by tugaa | Comments (0) | Category( GAME(Review) )
このエントリのTrackBack URL:

このエントリのPermalink:
  このエントリーをブックマークに追加 
Trackback
Comments