2005年01月06日 Thu 20:50
思いつき
久々にMovableType関係のネタですが、タイトルどおり、ただの『思いつき』です。
多分もう実践してる方や、とっくにそんな事気付いてるよ、
って方もいらっしゃると思いますが、ネタもないし、忘れないうちに書いておこうかと。
で、何を思いついたかと言うと、全然テクニカルな事でなく、
MT3.1以降から導入された新機能『サブカテゴリ』の利用方法です。
正直、コレまでサブカテゴリが必要だと思ったこともないし、
使おうと思ったことも無かったのですが、(それに、ここ未だにMT2.661だし)、
ダラダラとネットを見たり、本を読んだりしてて、思ったのが、
階層構造を持ったテキストは、カテゴリ/サブカテゴリ機能を利用すれば、
(階層構造を持った)サイトを構築する際などに、便利なのではないかと。
で、階層構造を持ったテキストってなんだ?と言いますと、
コンピュータ関係の入門書などを見ていただくと分かりやすいと思うのですが、
サンプルとして平田大治氏の著書
『Movable Typeで今すぐできるウェブログ入門』で見てみますと、
Chapter1 ウェブログによるパーソナルパブリッシングの世界
1-1 ウェブログとは何か?
1-1-1 個人の情報発信
1-1-2 ウェブログとは
1-2 ウェブログの特徴
1-2-1 これまでのウェブサイトとの違い
1-2-2 ウェブページを簡単に更新
1-2-3 コンテンツを管理するシステム
1-2-4 日記とウェブログ
1-2-5 米国のウェブログムーブメント
1-2-6 新しい自己表現の道具
と言った具合に、Chapter1という大きなくくりの内部で、大きな二つの項目が存在し、
その中に、それぞれ文章(テキスト/コンテンツ)が存在しているようにみえます。
コレを、MTのカテゴリ/サブカテゴリで表記してみると、
メインのカテゴリは『Chapter1 ウェブログによるパーソナルパブリッシングの世界』であり、
その下位に位置するサブカテゴリが、
『1-1 ウェブログとは何か?』と『1-2 ウェブログの特徴』になると思います。
そして、そのサブカテゴリ内に、それぞれ『1-1-1 ~』や『1-2-3 ~』などを追加していけば、
書籍と同じ様な構造を持つ事ができると思います。
各カテゴリ/サブカテゴリのトップページには、そのカテゴリの説明や、
目次(インデックス)のようなものを作成しておけば、より便利かもしれません。
こんな感じです↓
ウェブログによるパーソナルパブリッシングの世界 (メインカテゴリ/インデックス)
ウェブログとは何か?(サブカテゴリ/インデックス)
個人の情報発信(コンテンツ)
ウェブログとは(コンテンツ)
ウェブログの特徴(サブカテゴリ/インデックス)
これまでのウェブサイトとの違い(コンテンツ)
ウェブページを簡単に更新(コンテンツ)
コンテンツを管理するシステム(コンテンツ)
日記とウェブログ(コンテンツ)
米国のウェブログムーブメント(コンテンツ)
新しい自己表現の道具(コンテンツ)
『階層構造を持ったテキスト』と言う言い方が分かりにくければ、
WindowsやLinuxのディレクトリ(階層構造)をイメージしていただければ、と思います。
また、この様な書籍だけに限らず、向いていると思うのが、ゲームの攻略サイトです。
その理由として、ゲームの攻略サイトの多くは、階層構造型のテキストパターンが多く、
また、更新頻度が比較的多いため、ブラウザのみ(グラフィックは別ですが)で、
更新できる攻略サイトと言うのは、管理者と利用者相互に便利だと思います。
*最終更新日を表示させるには<MtEntries>~</MTEntries>の間に、
<$MTEntryModifiedDate$>というタグを使えば表示できます。
なお、日付の表示方法については、日付タグのフォーマットを参照してください。
また、コメントをつけることが出来るので、随時新情報を伝えやすく、
コメントの管理機能を使えば、掲示板で起こる、荒らし行為を防ぎやすいと思います。
文章、攻略内容や、画像についての引用についても、
クリエイティブ・コモンズ・ライセンスで、表記する事が出来ますので、
(それらを理解している人ならば)それらを無視することは、無いと思います。
これら以外にも、ライセンスを購入しておけば、複数の人間で一つのサイトを構築出来るので、
定期的に更新するようなWebMagazine等でも、編集や構成が、
比較的スムーズに出来ると思います
(もちろんそれぞれの個性や能力によって変わるとは思いますが)。
デザイン的な面でも、それぞれのページでCSSを用意しておけば、その内容にあった、
デザインが比較的容易に準備できるとも思います。
Weblog(Blog、ブログ)本来は、ニュースや他のブログなどの記事にコメント(意見など)を書き、
自分(個人)の意見等を表明(表現)するためのもの、だったと思うのですが、
日本では主に日記ツールとして使われてる感じですが、こんな使い方も面白いかも、とか、
そんな感じで、カテゴリ/サブカテゴリを使えば、色んなコトができるかもとか思った次第です。
まぁ、別にBlog/CMSなんて細かい概念を気にせず、好きなように使うのが道具かも。
注)
なお、『Movable Typeで今すぐできるウェブログ入門』出版時では、
MT3.xがリリースされていないため、MT2.xが対象となっています。
MT3.0以降のタグなどを参考にしたい方は、
『Movable Typeスタイル&コンテンツデザインガイド』や、
オンラインマニュアル等を参照してください。
日付タグのフォーマット
Movable Type は標準的な strftime の形式の文字列を日付と時刻を表示するために使います。
(実際には strftime それ自体を使っているわけではありません。)
どの日付タグでも、format アトリビュートを使って、
表示文字列のフォーマットを設定することができます。次のようにします。
<$MTDate format="%B %e, %Y %I:%M %p"$>
この例は、実際に使われている英語のデフォルト・フォーマットで、次のように表示されます。
September 20, 2001 11:44 PM
曜日、月、AM/PM は言語によって設定が変ります。
ウェブログの設定で、日付の表示のための言語を選択します。
デフォルトの言語は Englishです。
(注: ユーザプロファイルの設定での言語の設定とは異なります)
アトリビュート language を使うと、設定を変更することができます。
特定の部分だけの設定を変更することができます。設定できる言語は以下の通りです。
cz, dk, nl, en, fr, de, is, jp, it, no, pl, pt, si, es, fi, se
以下は、フォーマットの設定の一覧です。
省略された週の名前。例えば Thu。(注: jp のときは「火」)
完全な週の名前。例えば Thursday。(注: jp のときは「火曜日」)
省略された月の名前。例: Sep。(注: jp のときは「9」)
完全な月の名前。例: September(注: jp のときは「9」)
その月での日付。二桁の数字で、一桁のときは0 が付きます。例: 09
その月での日付。二桁の数字で、一桁のときは空白が付きます。例: 9。
24時間表示の時刻。二桁の数字で、一桁のときは 0がつきます。例: 16
12時間表示の時刻。二桁の数字で、一桁のときは 0がつきます。例: 04
年初からの日。三桁の数字で、一桁、二桁のときは、0 がつきます。例: 056
24時間表示での時間。二桁の数字で、一桁のときは空白がつきます。例: 9
12時間表示での時間。二桁の数字で、一桁のときは空白がつきます。例: 4
月。二桁の数字で、一桁のときは 0がつきます。例: 09
分。二桁の数字で、一桁のときは 0がつきます。例: 02
午前か午後。AM、もしくは PM になります。
秒。二桁の数字で、一桁のときは 0がつきます。例: 04
言語に合わせた日付の表示。ほとんどの言語では、これは %B %e, %Y と同じです。
例: September 6, 2002 (注: jp では 2002年09月06日)
言語に合わせた時間の表示。ほとんどの言語では、%I:%M %pと同じです。
例: 4:31 PM (注: jp では 16:31)
年。二桁の数字で、一桁のときは 0がつきます。例: 01
年。四桁の数字。例: 2001
悪くない発想だと思います。Movable TypeのようなごくシンプルなCMSを使って作成できるような比較的単純な構造を持つサイトも結構ありそうです。私がときどき見ている以下のサイトは、Movable Typeではないにしろ、ごくシンプルなCMSを使っていそうな感じです。
http://www.vividcar.com/
真っ当で高価なCMSパッケージと比較してどのような機能がMovable Typeに不足していて、それがあれば○○なことができるのに、というのが分かると有益でしょうね。例えば、Movable Typeではカテゴリーごとに異なるテンプレートを適用することができませんが、これができればもっとデザイン上の自由度が増すとか、ね。
Posted by: (o) at 2005年01月06日 22:41(o)さん、コメントありがとうございます。
確かに他のCMS/Blogツールなどと比較して、何が不足していて、
何が優れているかを知るのは重要だと、気付かされました。
また、その不足している点を、どう補ったり(Plug-inなり)、
代替的手法で行えるかが分かると、より良いサイト構築が
可能になりそうだとも、感じました。
vividcar.comは、URLを見る限り、
Apple社のWebObjectを使っているようです。
企業レベルなら、SAも色々とやっているようですが、
個人レベルでどこまで可能か、色々見てみたいと思います。
って、自分でやらないあたりが、ダメですね…。
追記:
Apple japanのサイト内のWebObjectのページで紹介されていました。
http://www.apple.com/jp/webobjects/customers.html
> コミュニティサイト
>
> Vividcar.com(http://www.vividcar.com/)
>
> 外車オーナー向けのコミュニティサイトです。
> WebObjectsをベースとしたサイト編集システム"Inspire"で構築、
> Xserveで運用しています。
だそうです。
いいなぁ…WebObject使ってみたい…。